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2023.6.6 12:30〜 第1376回

2023.6.6 12:30〜
第1376回例会は、
優秀すぎる米山奨学生アマード・ズハイル君の研究についての卓話でした.
東京工業大学での修士2年生CFRP;Carbon Fiber reinforced Plastic 炭素繊維入りプラスチックそ素材にした3Dプリンター造形の強度の研究をしているそうです.
専門的な内容でしたがとても面白く・・
会場も質問の嵐で大盛り上がりでした!米山奨学金が世界の宝を支えている瞬間を目にした思いです!

私は現在、東京工業大学の工学院機械系・轟研究室・修士2年に在籍しています。
轟研究室では主に複合材料の研究が行われ、その中で私は炭素繊維が入ったプラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastic)に興味を持っています。CFRPとは車体構造などに利用される炭素繊維で強化されたプラスチックです。
CFRPは軽さ、強度、硬度のいずれにも優れ、製造物の軽量化ができる素材です。また、精度と自由度の高い3Dプリンターで印刷でき、コスト削減につながります。しかし、3Dプリンターを用いて作成したCFRPはまだ未知なことが多いため、様々な研究が行われています。
CFRPは圧縮強度が弱く、引張強度の半分しかありません。そのため、CFRPの多くの損傷の原因は圧縮による破壊です。さらに、3Dプリンターを用いて作られたCFRPは印刷の設定に大きく左右されます。印刷する方向や順番などを考慮しなければ、CFRPの強度がさらに低下する可能性が有ります。
そこで、私の研究テーマは3Dプリンターを用いたCFRPの印刷方法がCFRPの強度に与える影響を調査することです。
3Dプリンターを用いて、CFRPを様々な方法で印刷し、印刷したものに圧縮荷重を負荷し、最も強度が高い印刷方法を調べることが目的です。
私の研究を通して3DプリンターとCFRPは様々な技術に応用でき、様々な分野の役に立つことを期待しております。

6月のお誕生日のみなさまです!
おめでとうございます。



例会終了後は麻布乳児院様へ!